2026.09.22

先日、無事星と森と絵本の家での展示が終わりました。
二ヶ月という長い期間展示するのは初めてでしたが、
「ほしみがきのラック」をたくさんの人に見ていただけて、本当にありがたかったです。
このお話は、星を磨くことを仕事にしているアライグマのお話です。
ひとつひとつの星を丁寧に磨き、誠実に働き続けることで、
大好きなお月様が少しずつ心を開いていきます。
星を磨く、ということで、私はまず「磨く」という仕事を調べることにしました。
そこで、一番身近な母の取材をしました。
母はずっと彫金の仕事をしていて、足を少し悪くする数年前まで現役でした。
私の実家には「アトリエ」があり、物心ついた時から母がそこでさまざまな道具を使って指輪などの彫金を作っていました。
その光景は子どもながらにとても興味深く、そんな母が自慢でした。
早速実家でリューターやヤスリなどの道具を色々見せてもらい、石を磨くときの工程や専門用語などを教えてもらいました。
その中で、少しずつ磨いて磨いていくことは根気がいるが、そうすることによって、美しく光り輝くこと。
そのことに喜びを感じることを聞き、そんな母のものづくりの姿勢をラックに重ねて物語を紡ぎました。
また、話を聞く中で、最後の仕上げにルビーの粉やサファイアの粉を馬の毛のブラシに乗せて磨く工程を教えてもらいました。
その工程をとても美しく感じ、ぜひお月様を磨くときにこのエピソードをお話の仕上げにしたいと思い描きあげました。
そんな母とのやりとりをふんだんに取り入れた作品が、このような素敵な賞を取ることができ、また長期間展示をしていただけたことが本当に嬉しいです。
今回、編集という立場で星座の正確な位置を確認していただいたり、言葉ひとつひとつを丁寧にチェックして、物語のブラッシュアップに協力していただいた種蒔さん、ありがとうございました。
また、常にバタバタしていて、ご迷惑ばかりかけていたと思いますが、いつも優しく対応してくださった星と森と絵本の家のスタッフの皆様には感謝してもしきれません。
お天気が悪いことも多く、なかなか大変な中遠いところ来てくださった皆様、たまたま遊びに来たついでに足を止めお話を読んでくださった皆様本当にありがとうございました。
おかげさまで販売していた原画が7点中5点も売れて、ポストカードも完売し、嬉しいこともたくさんありました。
絵本作りは大変なことも多いですが、引き続き頑張っていこうと思います!
展示風景の写真は鈴木純さん(@photostudio_junjun)です。素敵に撮ってくれてありがとう!
そして、いつも寄り添ってくれて、搬入もテキパキどんどんしてくれた夫氏本当に本当にありがとうございます!!!!